計算途中のリザルトを中間発表としてリアルタイムに公開することが可能です。ただし標準版ではその機能は使えません。利用するには拡張版のリザルトシステムを使う必要があります。
インフラの構築も必要となり、リザルトシステムが稼働するパソコンをWebサーバー化する必要があります。多少の知識が必要になりますので慣れていない方はご使用を控えてください。Webサーバー化するには以下のツールをダウンロードしてインストールしてください。
- xamp
- jquery-easyui
xampインストール
xampフォルダにある以下のファイルを実行してインストールしてください。
xampp-win32-1.8.3-2-VC11-installer.exe
xampインストール後は、DocumentRootを以下の場所に変更する必要があります。
C:\work\wwwroot
ドキュメントルートの作成
始めにC:\work\wwwrootというフォルダを作成してその中へ配置してください。
C:\work\wwwrootが文書ルート(htmlファイルのホーム)になります。
ドキュメントルートの変更
XAMPのコントロールパネルでConfigボタンをクリックして設定ファイル(httpd.conf)を開きます。
DocumentRootという部分を探して”C:\work\wwwroot”に変更します。
変更箇所は2ヶ所あります。
DocumentRoot "C:/xampp/htdocs" ↓ DocumentRoot "C:\work\wwwroot"
<Directory "C:/xampp/htdocs"> ↓ <Directory "C:\work\wwwroot">
jquery-easyuiインストール
続いて、jquery-easyui.zipをダウンロードしてPCのC:\work\wwwrootに解凍します。
jquery-easyuiというフォルダが作成されればOKです。
jquery-easyuiはサイトのユーザーインターフェイスなどの見栄えを良くするjavascriptやcssファイル群です。
アクセス確認
XAMPのコントロールパネルでApacheを起動するとC:\work\wwwrootが文書ルート(htmlファイルのホーム)になります。
リザルトシステムの大会情報ダイアログを起動して、「Webアクセス用大会インデックスファイル出力」をクリックします。
Webブラウザを起動して「http://localhost/」または「http://127.0.0.1/」へアクセスして下さい。正しく表示されたらOKです。
PCの有線LAN設定
「ネットワークと共有センター」を開いて左側のペインにある「アダプターの設定の変更」を開きます。
有線LANを右クリックしてプロパティを選択します。
リストからIP/V4を選択したらプロパティをクリックします。
以下のように「次のIPアドレスを使う」を選択して値を設定します。
IPアドレス | 192.168.11.2 |
サブネットマスク | 255.255.255.0 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.11.1 |
無線LAN設定
次にアクセスポイントとなる無線LANルーターの設定を行います。
ローカルエリアで利用するため、WAN側の設定はしません。
LAN側のIPアドレスを192.168.11.1にします。
SSIDはRESULTに設定します。
暗号化は無効にします。
DHCPによるアドレス自動割り当ての開始番号を192.168.11.3からにします。
アクセス制限は100台程度にします。
リース期間は24時間程度にします。
接続確認
PCのLANコネクタと無線LANルーターのLANコネクターをLANケーブルで接続します。
このとき無線LANルーターのWANコネクターには接続しないで下さい。
XAMPのコントロールパネルでApacheを起動してください。
スマホやタブレットを機内モードにします。
続いてWi-Fiを有効にして「RESULT」というSSIDを見つけたら選択・接続します。
QRコードを読み込んでWebアクセスしてください。